【「虫歯と糖尿病との意外な関係性、予防」について】
みなさん、こんにちは。
白井市桜台・千葉ニュータウンの歯科・矯正歯科
なつみ歯科クリニックです。
虫歯は、ただ単に歯磨きだけが原因とは限りません。虫歯になってしまうのは4つの要因が重なることが原因と言われており、その中でも特に「砂糖」の過剰摂取は虫歯になる大きな要因です。そして、砂糖の過剰摂取は糖尿病にも繋がってしまいます。
今回は、「虫歯と糖尿病との意外な関係性、予防」について、考えてみたいと思います。
【虫歯の最大の要因は「砂糖」】
虫歯は、お口の中に虫歯菌が存在することで老若男女問わず、誰でも発症リスクを持ち合わせています。一般的なイメージとして「歯磨きがきちんと出来ていないから、虫歯になってしまう」と思うかも知れませんが、虫歯は歯磨き不足だけで起きる訳ではありません。
また、「甘いものばかり食べていると虫歯になる」とよく言われていますが、一概に甘いものが全て虫歯になる訳ではありません。虫歯は「虫歯菌」「砂糖」「時間」「歯質」という4つの要因が重なることで起こると考えられています。
その中でも、虫歯に直結する最大の原因は「砂糖」です。お口の中の細菌は、食べカスの中にある糖分をエサにして、プラークを作り出します。そこへ虫歯菌が棲みついて酸を出し、歯を溶かして虫歯を作り出します。
しかし、虫歯菌がお口の中に存在していても、エサとなる糖分つまり砂糖がなければ酸を作り出せません。また同じ甘いものでも、キシリトールなどのショ糖は酸を作り出せないため、虫歯にはなりません。つまり、虫歯を作り出すのは「砂糖」であり、「砂糖の摂り過ぎが虫歯を作り出す」と言うのが最も適した言い方になります。
【虫歯予防は糖尿病予防にも繋がる】
砂糖の過剰摂取による影響は、歯だけにとどまりません。砂糖の摂り過ぎは食生活の乱れにもなり、生活習慣病という全身の健康に大きく関わります。特に糖尿病は生活習慣病の代表ともいえる疾患であり、合併症が心配される怖い病気です。
糖尿病の要因は遺伝の他に、食生活や運動不足、そして肥満などが関わります。特に食生活が乱れると肥満に繋がり、糖尿病を引き起こすリスクが高まってしまうでしょう。これは虫歯にも同様のことが言えます。
虫歯を予防するためには歯磨きはもちろんですが、毎日の食生活において砂糖を摂り過ぎないということを意識するようにして下さい。砂糖の摂取を抑えることで虫歯菌の働きが抑制され、虫歯を作りにくい状態にします。
そして、砂糖を控えた食事を摂ることは、糖尿病の予防にも繋がります。バランスの取れた食事をすること、またよく噛むことで唾液が分泌されると同時に満腹感を得られ、虫歯予防はもちろん、食べ過ぎを防ぐことにも繋がり、肥満になりにいくい体を作り出します。
砂糖を控えたバランスの良い食生活で、歯と体の健康を守ることを心がけてみましょう。
◆なつみ歯科クリニック
(住所)千葉県白井市桜台2-7-1
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