【保険と保険外治療の違い(被せものの場合)】
みなさん、こんにちは。
白井市桜台・千葉ニュータウンの歯科
なつみ歯科クリニックです。
診療中に度々聞かれる事があるのですが・・・
「保険と保険外の治療について、何がそんなに違うのですか?」
この内容についてですが、切り口によって色々な答え方が出来ます。
今回は「保険と保険外治療では、どのような違いがあるのか?」について、特に被せものについてお伝えして行きたいと思います。
まず、保険適応になるには幾つかの点で国(厚生労働省)から認められる必要があります。
◆安全であること
◆必要であること
◆簡便であること
◆画一的であること
などです。
・安全であること
これは大前提で、ある程度の安全性が保証された物が保険に適応されます。
・必要であること
保険は、国民から集められた税金を使って治療費を負担する制度ですので、必要であると認められた治療以外には適応されません。この点で、美しさを求める治療は保険が適応されません。必要最低限の治療が保険適応となります。
・簡便であること
・画一的であること
煩雑な治療や専門性を必要とする治療は、治療のレベルを担保する事が難しくなります。保険に適応されるものは、その資格を持ち修練した者であれば、ある程度のレベルが担保されるものに限られています。
これらの点で、特に被せものは負担額が大きく別れます。
前歯は目に見える部分なので、白い被せものが保険に認められていますが、認められているのは「レジン前装冠」のみになります。審美的で専門性を求められる陶材は、保険が認められません。
陶材は瀬戸物のお茶碗と同じように、焼いて作られます。焼くと収縮するので、大きさと形が変化します。歯科技工士は、この収縮率を計算して被せものを作ります。これを歯と合わせるために、色のグラデーションを計算しながら作りますので、陶材の被せものを作るのが難しい事が分かると思います。
この専門性の為、技術料が高くなります。(材料自体が高く使用する器材も高価で、歯科技工士の技量が必要とされます)
そのものの値段が大きく高い陶材系の被せものに対して、保険適応のレジン前装冠や全部金属冠は値段が下がります。
それに加えて、保険は負担額が1割~3割になりますので、更に差が大きくなります。
問題は、保険が最低限の治療であり選択肢がほとんど無いことです。
歯は一生使うもの、食事の度に使うもの・・・そして、見た目を大きく左右するものです。
どの治療にもメリットとデメリットがあります。
当クリニックでは、ひとりひとりの患者様に合わせて選択肢から選んで頂ける様に治療計画を立案しております。
最適な治療を提案し、患者様のご理解の上で治療を進めて参りますので、不安や質問があれば歯科医師・歯科衛生士その他スタッフにお聞きください。
【なつみ歯科クリニック】
(住所)千葉県白井市桜台2-7-1
(TEL)047-498-0808
(URL)https://www.natsumi-dental.com/
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