【歯ぐきが痩せる原因について】
みなさん、こんにちは。
白井市桜台・千葉ニュータウンの歯科
なつみ歯科クリニックです。
今回は「歯茎が痩せる原因」について、お話ししたいと思います。
ふと鏡で自分の歯を見てみると、歯と歯の間に隙間が出来て来たり、歯が以前より長くなったような気がしたりと、歯茎が下がって来たと感じることはありませんか?
歯茎が痩せると食事の時に物が挟まりやすかったり、知覚過敏になったりすることもあります。
では一体、歯茎が下がる原因は何なのでしょうか?
【歯肉退縮の原因】
◆間違った歯磨き
力を入れてゴシゴシと歯ブラシを押し当ててしまうと、歯や歯茎を傷つけ、歯肉退縮の原因となります。歯磨きに力は必要ありません。優しい力で丁寧に時間をかけて磨きましょう。歯ブラシを鉛筆を持つような持ち方で磨くと、余計な力が入らず
磨けるので試してみて下さい。
◆加齢
歯茎は、どうしても年齢とともに退縮します。物が挟まりやすくなったらこまめに歯磨きをしたり、必要があれば歯間ブラシなどを使用してケアしましょう。ただし、歯間ブラシは間違った使い方をすると歯肉を傷つける可能性がある為、使い方には注意しましょう。
自分にあった歯間ブラシのサイズや使い方が分からない場合は、歯科医師や歯科衛生士に相談すると答えてくれます。無理に太い歯間ブラシを入れたり、歯茎に押し付けたりして歯茎を傷つけないよう注意しましょう。
◆歯周病
歯周病は、細菌によって歯茎が炎症を起こし、徐々に歯茎の骨を溶かして行きます。その為、歯周病が進行すると、歯茎がどんどん下がって行きます。歯周病は、歯茎の骨を溶かすだけではなく、歯周病菌が歯茎の毛細血管を伝って全身に回り、動脈硬化や糖尿病、低体重児出産など、様々な全身疾患に繋がります。歯周病は早期のうちに治療しましょう。
【歯石をとったら歯茎が下がる?】
歯科医院で歯石を取ったら歯茎が下がってしまった為、それ以来歯石を取るのをやめてしまったという方はいませんか?それは大きな間違いです。
歯石を取ると歯茎が引き締まる為、歯茎が下がったように感じることがあります。それは、歯石を取る前の歯肉が炎症を起こして腫れていた為、歯茎が下がっているように見えていただけで、歯茎の骨は腫れた歯肉の下で歯周病によって溶けてしまっていたのです。歯石を取ることにより、歯周病菌が減少し、歯肉の炎症が引いた為歯茎が下がってしまったように見えるのです。
では、歯茎が下がって見えるのが嫌だからといって歯周病をそのまま放置するとどうなるのでしょうか?歯茎の骨はどんどん溶け、歯がグラグラと動揺し痛くて咬めなくなったり、最終的には歯が抜け落ちてしまうこともあります。
歯周病の時は歯茎が上がっているのではなく、歯茎が腫れて炎症を起こしていると
いうことを覚えておきましょう。
それ以上進行させない為にも、歯石はこまめに歯科医院で除去し、日頃から丁寧な歯磨きを心がけるようにしましょう。
◆なつみ歯科クリニック
(住所)千葉県白井市桜台2-7-1
(TEL)047-498-0808
(URL)https://www.natsumi-dental.com/
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