【歯肉炎についての治療法、予防策について】
みなさん、こんにちは。
白井市桜台・千葉ニュータウンの歯科・矯正歯科
なつみ歯科クリニックです。
今回は「歯肉炎についての治療法、予防策」について、お話しして行きたいと思います。
「歯肉炎」と聞くと、みなさまはどういったイメージがありますか?
出血がある・歯茎が腫れている・・・などが思い浮かぶのではないでしょうか。
まず最初に歯肉炎とは「歯周病」と総称されている病気の事を、病状の進行具合の程度によって、「歯肉炎」「歯周炎」に分けられています。
「歯肉炎」は、歯周病の初期症状になります。歯は歯槽骨と呼ばれる骨で支えられていて、歯茎の腫れだけで済みます。歯槽骨は破壊されず、周りの組織も失われていません。
「歯周炎」は、歯を支える歯周組織が壊れ始めている状態のことをいいます。こちらは進行を抑える事は出来ますが、失われた歯周組織が元に戻る事はありません。
何が原因で引き起こされるのか・・・
それは「プラーク」や「歯垢」です。
プラークや歯垢に潜む歯周病菌の毒素が原因で歯茎に炎症が起きてますが、炎症は深部には及んではいません。しっかりと普段の歯磨き、歯科医院でのクリーニング(歯石取り等)でプラーク・歯垢を取る事で炎症がスッキリと治まり、歯茎の付着も元通りに戻ります。歯茎が腫れている間、少し深くなっている歯と歯茎の境目も元通りになり、お掃除も楽になります。
こういった症状は無いですか?
・歯茎が赤く腫れている
・歯ブラシの時、出血する
こういった症状がある場合は「歯肉炎」の可能性があります。
では、どうやって歯肉炎の治療をするかというと、それは「歯ブラシの当て方」です。
歯の面を磨くのももちろん大切ですが、歯と歯茎の境目をしっかりと磨く事で歯茎の炎症を抑える事が出来ます。ハミガキ時、最初は歯茎から出血があるかも知れないですが、そういった悪い血を出す事で炎症を抑えます。
例えば、しっかりとプラーク・歯垢を取り除くために、毛先の開いていない歯ブラシを使うことが大切です。歯ブラシの交換は1か月に1回、毛先が開いていなくても交換しましょう。
力の入れ方も強くなり過ぎないよう、適度な力で小刻みにブラッシングすることが大切です。持ち方もグー握りでしてしまうと力が入ってしまうので、鉛筆を持つのと一緒の握り方がベストです。
糸ようじ・デンタルフロス・歯間ブラシの使用も効果的です。歯ブラシだけだと60%程度しか実は落ちていません。ですので、歯ブラシ以外の清掃用具も使うようにしましょう。
予防策としては、「普段の歯ブラシの見直しをする」のも、そのひとつです。
後は、定期的に歯科医院を受診し、細かい所のお掃除をすると良いでしょう。
歯肉炎になる前に普段の生活の中で、正しい歯磨き習慣を心がけることが大切です。
今年も残すところ2週間となりましたので、今年中に是非、定期検診へお越し下さい。
◆なつみ歯科クリニック
(住所)千葉県白井市桜台2-7-1
(TEL)047-498-0808
(URL)https://www.natsumi-dental.com/
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