【歯が痛い時に自宅で出来る応急処置】
みなさん、こんにちは。
白井市桜台、千葉ニュータウンの歯科・矯正歯科
なつみ歯科クリニックです。
ある日突然、歯がしみて痛くなったら、どうすればいいのでしょうか?
歯が痛くなった時は、もちろん歯科医院に行くのが一番の対策ですが、夜間や休日などすぐに受診出来ない時もあるかと思います。
今回は、「歯が痛い時に自宅で出来る応急処置」について、お伝えしたいと思います。
【歯がしみて痛くなった時の応急処置】
◆冷やす
最も簡単な方法が、虫歯で痛くなった歯を冷やすという方法です。
氷水をタオルに包んだり、冷えピタなどの冷却シートを虫歯側の頬に当てることで、冷やします。冷やすと神経の感度が下がり、痛みが和らぎます。
長い間冷やし過ぎると、血管が縮んで血液の流れを悪くしてしまう恐れがあるので、気をつけて下さい。
◆市販の痛み止め薬を使う
痛み止めは、歯科医院などの医療機関でなくても、ドラッグストアなどで購入出来ます。
薬剤師でなければ取り扱えない第一類医薬品だけでなく、第二類医薬品のどちらのタイプにも痛み止めの薬はあります。第一類医薬品ではロキソニンSやバファリンEX、第二類医薬品ではバファリンプレミアムやイブA、セデスなどがあります。
歯科医院をすぐに受診出来ない時は、ドラッグストアで痛み止めを購入し使ってみるのもいいでしょう。
◆歯磨きをしてみる
虫歯の部分に、食べたものの磨き残しやプラークが溜まったことで、歯の神経が刺激されて痛くなっていることがあります。そんな時は、歯磨きをして汚れを取ってみると痛みが解消出来ることがあります。この時の歯磨きは、優しくするように気をつけて下さい。
もし、痛くて歯磨きが辛い時は、無理に歯磨きせずに体温に近い温度の水でうがいをして、お口の中の汚れを取り除いてみるのもいいでしょう。
◆正露丸を使ってみる
正露丸はお腹のトラブルに使う薬として知られていると思いますが、虫歯の痛みにも効果があることはあまり知られていないのではないでしょうか。
これは、正露丸の成分のひとつ、木(もく)クレオソートに虫歯による歯の痛みを緩和する効果があるからです。
ただし、注意点もあります。お腹の症状に正露丸を使う時は正露丸を飲みますが、虫歯の痛みを取る時には正露丸を飲んでは効果は得られません。虫歯の痛みを和らげる為には、虫歯の穴の部分に正露丸を詰めるのです。これである程度の痛みは緩和出来ます。
◆ツボを押してみる
実は、手には歯の痛みを解消出来るツボがあります。合谷(ごうこく)と呼ばれるツボで、親指の付け根付近にあります。
このツボを反対側の人差し指と親指で挟み込むように上手く押すことが出来れば、小指の付け根の辺りがジンジンと痛くなって来ます。ただし、正しい場所を押さえないと効果は得られないので、ご注意下さい。
【歯が痛い時の応急処置に関してよくある質問】
Q:タバコは歯の痛みに関係ありますか?
A:あると言われています。
タバコにはニコチンが含まれていますが、ニコチンには血管を縮める働きがあります。血管が縮んでしまうと、血液が流れにくくなります。ですが、身体の細胞は血液が届かなければ、栄養と酸素を受け取れなくなりますので、血液をたくさんもらう為に血圧をあげます。
歯の神経箇所には血管も走っていますので、血圧が高くなることで歯の神経が刺激されて痛くなると考えられています。
Q:お風呂に入ると痛みが強くなるような気がするのですが…
A:そういうこともあり得ます。
お風呂に入ると血管が広がり、お口だけでなく全身の血液の流れが良くなります。歯の神経の近くを走っている血管の血液の流れもよくなりますので、歯の神経が刺激され痛くなって来ます。
同様に、アルコールや運動も血管を広げる働きがあるので、歯を痛くする原因のひとつとされています。
Q:氷で痛い歯を直接冷やしてもいいですか?
A:氷を直接歯に当てるのは、かえって痛みを強くしかねないので、止めて下さい。
急に冷えることで、歯の神経が強く刺激されるからです。
【まとめ】
ご自宅で出来る応急処置としては・・・
①氷や冷えピタを使って優しく冷やす
②市販の痛み止めの薬を使う
③歯磨き、もしくはぬるめのお水でうがいをしてお口を綺麗にする
④正露丸を虫歯の穴に入れる
などの方法がありますが、これらはあくまでも応急処置です。
こうした方法で症状が一時的に改善されたとしても、必ず歯科医院を受診して治療するようにして下さい。
【なつみ歯科クリニック】
(住所)千葉県白井市桜台2-7-1
(TEL)047-498-0808
(URL)https://www.natsumi-dental.com/
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