歯茎が腫れる原因について
みなさん、こんにちは。
白井市桜台・千葉ニュータウンの歯医者
なつみ歯科クリニック 院長の荻原です。
今回は「歯茎が腫れる原因」について、お話しいたします。
「急に歯茎が腫れた。でも痛みもないし、そのうち治るかな~」と放置していませんか?
痛みが酷い場合には慌てて何とかしようとしますが、腫れてい
ても痛みがないとそのままにしがちです。
でも、その間にどんどん症状が悪化して、取り返しのつかないことになる恐れがあります。
「歯茎が腫れているかも?」と感じたら早めに対処するようにしましょう。
痛みが出てから対応しているようでは遅いのです。
【歯茎が腫れるのは以下のような原因が考えられます】
◆間違った歯磨き
◆歯周病
◆疲労や睡眠不足など体調不良による
◆根に膿がたまっている
◆親知らず(親知らずを抜いて落ち着けば腫れは治ります)
◆口呼吸
ちなみに、虫歯でも歯茎は腫れますが、さすがに歯茎が腫れるほどの重症の虫歯は、本人が一番良く分かるかと思いますので、ここでは説明を省きます。
(間違った歯磨き)
歯茎の腫れで最も多い原因と言われています。
歯茎が腫れるのは、口内で細菌が繁殖する為です。
歯磨きの仕方が間違っていると、食べカスが残り、細菌が繁殖しやすくなり、最終的には歯周病になる恐れがあります。
そうならない為には、正しい歯磨きをすることが大切です。
(疲労や睡眠不足など体調不良による歯茎の腫れ)
ストレスや疲労、睡眠不足が溜まると免疫力が低下する為に、細菌に感染し易い状態になっています。これが、歯茎の腫れに繋がります。
(歯周病のせいで歯茎が腫れる)
成人の約80%以上が歯周病、または予備軍と言われるほど、多くの人が抱えている病気です。
歯周病は通常、初期段階では自覚症状を伴わないので、歯がグラグラするなどの症状がある人は、かなり進行していると言えます。
歯周病の可能性が高いと推測出来るのは、急に歯茎が腫れたり、歯磨きで出血を起こす場合などの症状が挙げられます。
(根に膿が溜まっている)
歯の根に膿が溜まる症状を歯根嚢胞といいます。歯根は歯の根元、嚢胞とは膜に包まれた袋状の物を表しています。
神経が死んでしまい、その部分に出来た空洞に細菌が入ると、身体は細菌が広がらないように袋で包んで保護します。初期には自覚症状はありませんが、放置しておくと、痛みや腫れが出てきます。
(親知らず)
親知らずが腫れる症状を智歯周囲炎と言います。
「智歯」とは親知らずのことで、親知らずは奥に生える上に斜めや真横に生える場合もあり、その為に食べカス等が残りやすく、細菌に感染して、歯茎が腫れたりします。
(口呼吸)
本来、呼吸は鼻でするものですが、風邪や鼻詰まりなどがきっかけで、口呼吸に変わってしまっている場合があります。
実はこの口呼吸には、さまざまなデメリットがあり、その1つが歯周病の原因になってしまうことです。
口呼吸は口内を乾燥させ、唾液の分泌量を減らしてしまいます。唾液には、細菌を洗い流す殺菌作用があるのですが、唾液が減ることによって細菌が繁殖しやすくなり、これが歯茎の腫れ、強いては歯周病の原因となってしまいます。
歯茎の腫れに関してご不安・ご心配という事でしたら、一度お気軽にご連絡、ご来院下さいませ。
なつみ歯科クリニック
院長 荻原 玲子
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