【義歯について】
みなさん、こんにちは。
白井市桜台・千葉ニュータウンの歯科
なつみ歯科クリニックです。
今回は「義歯(義歯と上手く付き合っていくために大切なこと)」について、お話ししたいと思います。
義歯をお使いの方は、色々と苦労することが多いと思います。お口の中に義歯という異物を入れている訳ですから、悩みが尽きないのは仕方ありません。
硬い物が中々噛めない、野菜が噛み切れない等といった上手く噛めないことへの悩み、義歯が歯茎に当たって痛い、緩くてすぐに落ちてしまうなど、義歯に関する悩みは沢山あります。
【自分に合った義歯が完成するまで、数回の調整が必要】
歯茎は人それぞれ形が違うため、型をとりその人にあった義歯を作ります。しかし、初めはどうしても当たって痛いところが出て来てしまいます。それは、歯茎の形は日々少しずつ変化していくことと、正確に型をとってもどうしても多少のずれが出て来てしまうからです。
そのため、痛いところが出てきても「この義歯は使えない!」と諦めてしまわずに、何度か歯科医院で調整を行って下さい。数回微調整を行うことで、自分に合った義歯が完成します。自分でやすりで削ったり、入れ歯安定剤でごまかしながら無理に使ったりはしないで下さい。
また、歯科医院に調整に来る時は、当たって痛いかも知れませんが2~3時間前から義歯を着けておくようにしましょう。そうすることで、どこが当たって痛いのかを正確に知ることが出来、スムーズに調整することが出来ます。
【食事は徐々にやわらかい物から】
初めから硬い食事を摂ろうとせず、豆腐やおかゆなどの柔らかい物からだんだんと慣らしていくようにしましょう。粘り気の強い餅や噛み切りにくいたくあん、かけらが義歯と歯ぐきの中に入りやすいピーナッツなどは食べるのが困難なため、出来るだけ避けるようにしましょう。
【年に1~2回定期検診を】
義歯が完成した後に大切となるのが定期検診です。
先ほども述べたように、歯茎は日々少しずつ変化しています。そのため、使っているうちに義歯が緩くなってきてしまいます。
義歯が緩むと、歯茎と義歯の間に食事が入りやすくなり痛みを生じたり、食事中や会話中に外れやすくなってしまいます。ですので、1年に1~2回歯科医院で定期検診を受けましょう。
義歯は歯茎の上にのせているだけなので、どうしても歯があった頃のように美味しくなんでも食べられる訳ではありません。しかし、調整や検診を続け、上手く工夫して噛むことで、ある程度の食事が出来るようになります。また、口元に張りがでて、見た目も若々しくなります。
どうしても義歯が上手く吸着しない場合は、インプラント(人工歯根)によって固定する方法もあるので、歯科医師に相談してみると良いでしょう。
義歯は、患者さんと歯科医師の共同作業で完成します。痛いからといって諦めるのではなく、義歯と上手く付き合っていくことで、健康的で心豊かな毎日を送りましょう。
なつみ歯科クリニック
(住所)千葉県白井市桜台2-7-1
(TEL)047-498-0808
(サイトURL)http://www.natsumi-dc.com/
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