【虫歯と知覚過敏の違いについて】
みなさん、こんにちは。
白井市桜台の歯科・矯正歯科
なつみ歯科クリニックです。
今回は、良くご質問をいただく「知覚過敏と虫歯の違い」について、お話ししたいと思います。
【知覚過敏と虫歯の違いとは?】
知覚過敏による痛みは、何らかの理由で歯の表面にあるエナメル質が傷つき、象牙質が露出し刺激を感じることによって起こります。通常、歯に対して何らかの刺激を与えても、それを受けるのは歯の表面のエナメル質で、基本的に痛みを自覚することはありません。しかし、象牙質の刺激は神経に伝わるため、「しみる」と感じてしまいます。
象牙質が露出する原因としては、歯ぎしりや歯ブラシを強くやり過ぎる、歯茎が痩せて根元が露出してしまっている、または酸性の飲食物により、エナメル質が溶けて酸蝕歯の状態になってしまっているなどが挙げられます。
一方、虫歯は虫歯菌によって歯が溶けてしまっている状態のことを言います。このように、虫歯菌以外が原因で歯が溶けてしまっている状態のことを知覚過敏といいます。
【痛みの違い】
知覚過敏の場合は、刺激を感じたその時だけ一時的に痛みを感じます。虫歯の痛みは、慢性的・持続的に痛みを感じ、数分間続くこともあります。また、歯を叩いた時に響くように痛みを感じる場合は虫歯の可能性が高く、知覚過敏の場合は叩いても強い痛みはありません。
【見た目の違い】
虫歯になっている歯は黒くなっていたり、歯の表面に穴が空いてしまっていたりすることがあります。一方、知覚過敏は歯茎が下がって根元が露出してしまっていることがあるので、歯が長くなっているように見えます。
【治療の違い】
虫歯は、痛みの原因となっている歯を治療することで症状が改善されますが、知覚過敏の場合は痛みを感じている露出してしまった象牙質に刺激が伝わらないようにすることが必要になります。
歯ブラシの毛先が触れたり、冷たい飲食物、甘いもの、風に当たった時など歯に違和感を感じた場合は、出来るだけ早めにご相談ください。
◆なつみ歯科クリニック
(住所)千葉県白井市桜台2-7-1
(TEL)047-498-0808
(URL)https://www.natsumi-dental.com/
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