【詰め物や被せ物が取れる原因や対処方法について】
みなさん、こんにちは。
白井市桜台・千葉ニュータウンの歯科・矯正歯科
なつみ歯科クリニックです。
歯の詰め物や被せ物が取れてしまって、困ったことはありますか?
「食べ物を噛んだ時やフロスを通した時に取れた」
「朝起きたら取れていた」
など、キッカケがある場合と何もしていないのにという場合と様々なシーンがあると思います。次の歯医者の予約まで時間が空いてしまい、不安になることもありますよね。
うっかり間違った対処をしてしまうと治療の期間が伸びたり、治療費が高くなることもあります。
今回は「取れた原因や対処方法」について、ご紹介いたします。
【詰め物や被せ物が取れる原因】
①虫歯
虫歯の処置の後に行う詰め物・被せ物ですが、合着して永久的に保つものではありません。詰め物をしている歯は天然の歯と異なり、微細ながら溝があるということです。詰め物と歯の境目部分に汚れが溜まったままでは歯質側が虫歯となり、詰め物・被せ物との間まで侵されると外れやすくなります。
②歯ぎしり・食いしばり
日本人の約70%の方が、歯ぎしりを経験しています。ギリギリとさせなくともグッと食いしばるものもあり、寝ている間に音がでなければ自覚出来ないこともあります。詰め物・被せ物の歯に過剰な力が加わることでたわみ、長期的に力が加わることで外れやすくなります。被せ物そのものが割れたり欠けたりすることもあります。
③経年による噛み合わせの変化
歯の噛み合わせは、様々な要因で経年とともに変化して行きます。
装着時はピッタリだった噛み合わせも経年によって上下の歯の当たる位置が変わることで余計な負担がかかり、外れてしまうことがあります。
④接着剤・素材の劣化
詰め物・被せ物は歯科用の接着剤を使って歯に固定するので、この接着剤が劣化すると外れてしまいます。また、金属などの素材そのものが劣化・破損して外れるケースもあります。
【詰め物・被せ物が取れた時の治療法】
●歯が虫歯菌に侵されている場合には、外れたものをそのままつけることは出来ず、治療後新しい詰め物の型を取って詰め直しとなります。
●被せ物が土台ごと取れている場合は根管治療を行った後、型を取って被せ物直しとなることもあります。
●歯ぎしり・食いしばりが原因と疑われる際は、保険適応のナイトガードを作成し、詰め物・被せ物が取れることを防ぐと同時に、噛み合う健康な歯が欠けることを守ることをしなければなりません。マウスピースがクッションとなり、上の歯と下の歯が直接触れるのを防ぎます
【歯の詰め物が取れたらすぐ行かないといけないのか?】
結論から言うと、出来るだけ早くの受診をお勧めします。取れたものもお持ちください。理想は数日〜長くて1・2週間以内の受診です。
では、特に痛みがないからと詰め物・被せ物が外れたまま放置しておくとどうなるでしょうか?
◆虫歯の進行が早い
1番のリスクは虫歯が進行しやすくなることです。詰め物が外れると、歯の内部の「象牙質」という組織が剥き出しで、歯表面のエナメル質よりも柔らかく、弱い組織がむき出しになっているためです。 1〜2週間の間ですぐに虫歯が進行することはないですが、それ以降はリスクがあります。
◆歯が割れる危険性
詰め物の取れた歯は壁が薄くなっている所が物を食べた時や、歯ぎしりによって割れてしまうことがあります。 歯根まで割れてしまうと修復方法がなく、抜歯するしかなくなってしまうので、これも放置するリスクです。
◆噛み合わせの悪化
周囲の歯にも影響があり、隙間を埋めようと歯が倒れて来たり、噛み合う歯の浮き上がりがみられたりと噛み合わせが悪くなる原因に繋がります。 虫歯がなくとも、噛み合わせが変わると来院その日に取れたものを入れ直すことが出来なくなります。
【歯の詰め物が取れた時の対処法】
すぐに歯科に行けない場合は、下記のことに気をつけて下さい。
●その場所で強く噛まない
●食事後物が挟まらないよう歯磨きを入念にする
●こまめにうがいをし、口腔内を綺麗に保つ
ただ、これらを守っていても状態が改善することはありませんので、出来るだけ早く歯科の受診をしましょう。
◆なつみ歯科クリニック
(住所)千葉県白井市桜台2-7-1
(TEL)047-498-0808
(URL)https://www.natsumi-dental.com
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