【口臭について】
みなさん、こんにちは。
白井市桜台・千葉ニュータウンの歯科・矯正歯科
なつみ歯科クリニックです。
今回は「口臭」について、お話ししたいと思います。
【口臭の原因とは?】
皆さんは、口臭がなぜ起こるかご存知でしょうか。多くの方が不快に思う口臭は、日本酒やニンニクなどの食事によるものだけでなく、様々な原因があると言われており、しっかりと原因を理解しなければ、口臭対策を行っても徒労に終わってしまいます。一度口臭の原因について、理解を深めてみましょう。
●食事
口臭の原因の代表格、それは食事です。ニンニクの匂いが強い物や日本酒やビールなどの独特の香りを持つものは、周りの人にとって気になる臭いになってしまいます。食事の臭いというのは、意外と周囲に伝わるものです。しっかりと注意しなければなりません。
●歯周病
口臭が酷い場合に注意が必要なのが歯周病です。歯周病は、日本人の約80%の方が罹患している疾患で、多くの患者さんが歯を失う原因になっている非常に厄介な病気です。歯周病に罹患してしまうと不快な口臭を放ってしまうことがあり、この匂いは非常に人の鼻につく臭いなので、注意が必要なのです。
口臭の中でも歯周病は非常に頻度が高い原因として知られており、口臭を指摘された時にはまず歯周病になっていないかどうか、確認することが必要です。歯周病になると糖尿病や血管の炎症など、様々な全身への悪影響を与えることが分かっていますので、歯科医療の中でも注目度の高い疾患です。口臭を通じて、しっかりと歯周病に注意しましょう。
●全身の病気
代表例が糖尿病です。最近ではここまで悪化することはないのですが、糖尿病の患者さんの中には血糖値のコントロールが悪くなりケトン体という物質が体内で作られ、独特の甘い匂いの口臭を持つ患者さんがいます。このような状態になってしまうとまずは病院に出向き、血糖値の厳密なコントロールを受ける必要があるので、注意しなければなりません。
この他にも、消化器の疾患で口臭が症状として現れるケースがあります。胃食道逆流症などの病気をお持ちの方は食べた物が胃から食道に戻ってしまい、喉の違和感や咳の他に酸っぱい臭いのする口臭が出て来てしまいます。なかなか本人では口臭に気がつかないことが多いのですが、胃食道逆流症は食道がんを引き起こす一因として知られている疾患なので、気をつけなければなりません。
お腹が痛くなり、口臭に変化があった場合には、閉塞性疾患を疑う必要があります。腸の通過が悪くなることで起こる疾患で、症状が重い場合には口臭が変化してしまうのです。
●補綴物の異常
補綴物とは入れ歯やクラウンのことで、補綴物が合わないことで口臭が出てきてしまうのです。入れ歯が汚れていたり、ブリッジやクラウンが合わないことで微生物が大量に繁殖し、不快な臭いを作り出します。この臭いが原因となり、口臭が目立ってくるので注意が必要です。
口臭には様々な原因がありますが、どれもしっかりと対応をすれば症状が解消します。口臭に注意を払い、早期発見・早期治療を心がけましょう。
【口臭を減らすにはこんな対策が大切】
どの口臭の原因もしっかりと対処すると症状が和らぎます。適切な対処法を身につけ、しっかりと口臭予防に努めましょう。
●ブラッシングとデンタルフロスの活用
一番大切なのは、汚れを落とすブラッシングとデンタルフロスの利用です。歯の汚れを落とす歯ブラシは自分で良いものを選ぶのが非常に難しく、歯医者さんや歯科衛生士さんと相談しながら決めると効率よく、汚れを落とせる歯ブラシを選ぶことが出来ます。歯ブラシの毛の硬さや毛が生えている面積、ヘッドの大きさなど注目ポイントが多いので、専門家に相談しながら選びましょう。
デンタルフロスは、歯と歯の間の汚れを落とす上で欠かすことが出来ません。歯と歯の間の汚れが残っていると、お口の中の細菌が再び増えやすくなってしまいます。しっかりとお口の中全体の汚れを落とすように心がけましょう。
●歯医者さんで治療を受けよう
酷い口臭は、歯医者さんで治療を行うと改善することが出来ます。もちろん全身疾患に関しては病院で治療をする必要があるのですが、口臭が酷い場合には歯科でなければ解決出来ない問題も多いので、一度は歯医者さんに出向き、相談をするように心がけてみましょう。
◆なつみ歯科クリニック
(住所)千葉県白井市桜台2-7-1
(TEL)047-498-0808
(URL)https://www.natsumi-dental.com
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