【口呼吸について】
みなさん、こんにちは。
白井市桜台・千葉ニュータウンの歯科・矯正歯科
なつみ歯科クリニックです。
新型コロナウィルスの影響により、外出時のマスク着用がすっかり定着しているかと思います。
さて、そのマスクの下についてですが・・・
気がつけば、お口がポカンと開いているということはありませんか?マスクをしていることで息が苦しくなり、口で呼吸をしてしまう人がとても多いそうです。
そこで、今回は「口呼吸」について、お伝えして行きたいと思います。
人の呼吸は本来、鼻で行うものですが、日本人の約7割(子供では約8割)が口呼吸をしていると言われています。ですが、この口呼吸は身体にとって、あまり良いことがありません。
【口呼吸が引き起こす悪影響とは?】
①虫歯や歯周病になりやすい
唾液にはお口の中を殺菌したり、汚れを洗い流す働きがあります。口呼吸によりお口の中が乾燥し唾液が減ることで、虫歯や歯周病の原因菌が繁殖しやすくなり、口臭の原因にもなってしまいます。
②歯並びが悪くなる
口呼吸でお口を開けている時間が長くなると、お口周りの筋肉が緩んだり出っ歯や受け口になったり、お子様の成長期には、顎の歪みの原因になることがあります。
これは、前歯に対して外側の唇や頬の筋肉からの圧力がなくなり、内側の下が前歯を前に押す力のほうが強くなってしまうためです。
③風邪をひきやすい、アレルギー疾患にかかりやすい
鼻呼吸は、鼻毛等がフィルターとなり細菌やほこりを排除したり、冷たく乾いた空気を適度な温度や湿度に調節してくれます。
一方、口呼吸では空気がフィルターを通ることなく直接のどの奥に入り込むため、免疫低下により風邪をひきやすくなったり、花粉症やアレルギー性皮膚炎など、慢性的なアレルギー疾患にもかかりやすくなります。
④睡眠の妨げになる
口呼吸が「いびき」をかきやすくすると言われています。口を開けて仰向けに寝ていると舌の位置がのどの奥の方に下がり、気道を圧迫するためです。さらに舌が下がると、気道を塞ぎ「睡眠時無呼吸症候群」になる恐れがあります。
⑤老化を促進する
口呼吸の場合、お口まわりの筋肉(口輪筋)が常にゆるんだ状態となり、周囲の表情筋の緩みに繋がり、目元や口元のシワの原因になってしまいます。
【口呼吸を鼻呼吸に改善!簡単!2つの方法】
①睡眠時に口テープを貼る。
12mm前後の医療用テープ(サージカルテープや絆創膏)を用意し、5㎝ほど切ったら唇の中央に貼って寝るだけです。
②「あいうべ体操」でお口の周りの筋肉を鍛える。
1.「あー」と口を大きく開く。
2.「いー」と口を大きく横に広げる。
3.「うー」口を強く前に突き出す。
4.「べー」と舌を突き出して下に伸ばす。
1日30セットを目標に、無理のない程度で行いましょう。声は出さなくても構いません。顎関節症の人や顎を開けると痛む場合は、回数を減らすか、「いー」「うー」のみを繰り返しましょう。
また、お口の乾燥対策として唾液分泌を促進させるために、顎のラインに沿って指で優しく押してマッサージ(唾液腺マッサージ)をするのもお勧めです。
是非、試してみてくださいね。
◆なつみ歯科クリニック
(住所)千葉県白井市桜台2-7-1
(TEL)047-498-0808
(URL)https://www.natsumi-dental.com/
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